明日、11/23は勤労感謝の日といっているが、本来は新嘗祭。
天皇陛下が新穀を神々に供え、自らも食する日
11/3も文化の日といっているが、明治天皇の誕生日で本来は明治節。
前回のキリコ写真は、「すずちゃん」並に反響があった。
撮影者は、筆者の親戚で、5日ほど前に、お亡くなりになった方。
撮影した昭和30年代は、
封建的な空気がまだ残っていた。
総代が「キリコ巡行中止」と言えば、組長が何を言おうが覆らなかった。
とりたてて「説明して納得してもらう」必要がなかった。
けれど、
だからこそ、「伝統」が残っていたのだと思う。
今は「民主的」になったので、なぜそうなったのか一から十まで説明しないと、皆、納得しない。
だが、皆に納得してもらうことが難しい。
「民主的」とは「話し合う」ことだが、「話し合う」には、話し合いの土台としての「祭りの知識」が要る。
知識には個人差がある。
それぞれに知識の差があるが故に、
揉め事が起こる。
意見が対立しているのでは無く、知識不足が誤解を生んでいる。
「伝統を守る」とは、その地域独特の「知識」を受け継いでいくことだ。
昔ならトップが理解していれば事足りた。
今は違う。
皆が学習しなければならない。
地域独特の、皆で共有する「知識」が無くなれば、「伝統」が無くなり、
「伝統」が無くなれば、
「祭り」が「まつり」になり、単なるイベントと堕してしまう。
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